米モデルナのコロナワクチン、マウス実験で重要目標達成

ロイター
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米モデルナの外観
12日、バイオ医薬大手の米モデルナは、マウスを作った新型コロナウイルスワクチンの実験で、症状が重篤化するリスクが抑えられたほか、1回の投与で新型コロナへの感染防止効果が得られたと発表した。写真は5月18日撮影(2020年 ロイター/Brian Snyder)

[シカゴ 12日 ロイター] – バイオ医薬大手の米モデルナは12日、マウスを作った新型コロナウイルスワクチンの実験で、症状が重篤化するリスクが抑えられたほか、1回の投与で新型コロナへの感染防止効果が得られたと発表した。

コロナ感染症(COVID─19)の原因となる新型コロナウイルスの近縁種であるSARSウイルス向けワクチンに関するこれまでの研究では、同ワクチンを接種した人が後に病原体にさらされた場合、十分な免疫反応が得られないと一層重篤な症状を引き起こす恐れがあり、こうしたリスクの克服が健康な人を対象とした大規模臨床試験(治験)に進むために重要とみられている。

モデルナは11日、7月に3万人を対象としたコロナワクチンの治験を開始すると発表した。これにより治験は最終段階に入る見込み。

今回の研究では、生後6週間のマウスに保護免疫反応を誘発するのに十分ではないと考えられる用量も含め、ワクチンを1回または2回投与し、その後マウスをウイルスに暴露した。

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