週刊コンビニエンスストアニュース ファミリーマート、VRを活用した社員研修プログラムの実証実験を実施
一週間のコンビニエンスストア(CVS)に関するニュースをまとめた週刊コンビニニュース。ファミリーマートは、直営店で勤務する新入社員を対象に、バーチャル・リアリティ(VR)プラットフォーム「InstaVR」を活用した社員研修プログラムの実証実験を行った。InstaVR社(東京都中央区)が提供したプログラムを利用し、短期間で質の高い教育研修を行うことを目的としたもの。実証実験ではVR社員研修プログラムを利用するグループと、従来の対面教育方式の教育研修プログラムに分け、両グループの店舗オペレーション習得完了までの時間を比較する方法で検証を行ったところ、1人当たり約60時間を短縮できた。「InstaVR」は全コンテンツの多言語化、多様な学習ニーズにも対応している(10月13日~19日のニュースをまとめました)。
主要CVSチェーン9月営業実績(前年同月比)
先行き見えない状況続く
既存店売上は、セブン-イレブンのみが前年同月比2.4%増のプラス、他のチェーンはマイナス幅を縮めた。客単価は8月の前年実績と比較して大幅に増加。一方、客数は8月の前年実績を大きく下回る状況が続いている。既存店売上は改善の兆しがあるものの、客数と客単価の月ごとの変化が大きく、先行きが見えない状態が続いている。
セブン-イレブン
「セブンあんしんお届け便」が奈良県でもスタート
セブン-イレブン・ジャパンは、奈良県内のセブン-イレブンで初となる移動販売サービス「セブンあんしんお届け便」の運用を10月15日から開始した。実施する店舗は近鉄奈良駅前西店と田原本千代店。日々の買物に困っている消費者に対する買物支援を行いながら、地域の見守り活動にも協力、高齢者などの活動支援にもつなげていく。常温、20℃、5℃、-20℃の4温度帯で販売する移動販売車を使用し、約150アイテムの商品を搭載する。移動販売車は9月末現在、37都道府県で103台が稼働中。
ローソン
徳島県初の“ヘルスケアローソン”
高齢化進む県営住宅で移動販売の実験
10月15日ローソン徳島加賀須野店は、OTC医薬品や化粧品・日用品などの品揃えを強化し、徳島県初の“ヘルスケアローソン”としてリニューアルオープンした。生活サポート型CVSの“ヘルスケアローソン”の展開開始は2013年で、通常のCVS商品に加え、OTC医薬品や日用品などの品揃えを強化している。徳島加賀須野店では、新たに風邪薬や解熱鎮痛剤などを約280種類、さらに化粧品や衛生用品などの日用雑貨を約220種類追加した。
- 所在地・・・・・徳島市川内町加賀須野1051
- 売場面積・・・約42坪
またローソンは、10月21日から11月18日までの間、ローソン新潟駅南店を拠点に県営早通南住宅での移動販売の実験を行う。県営早通南住宅は高齢化が進んでおり、入居者の利便性向上と地域住民の交流機会の創出が目的。新潟県若手職員有志との共同事業として行うもので、県内の県営住宅で民間企業と新潟県が共同事業として移動販売を行うのは今回が初めてとなる。県営住宅の駐車場を利用して、惣菜、牛乳、玉子、納豆、日用品など約300品目のほかに、菓子や手芸品、青果も販売する。
セブン-イレブン
「一風堂監修 博多とんこつラーメン」を大幅リニューアル
糖質50%オフのロカボ焼き菓子
セブン-イレブン・ジャパンは、レンジで温めて食べるカップタイプの麺「一風堂監修 博多とんこつラーメン」をリニューアルし、10月21日から発売する。オリジナル配合の小麦粉「風の大地」を初めて使用することで、歯切れの良い食感の細麺を実現した。また、豚ガラやゲンコツなどを長時間じっくりと炊き出したスープに、甘みとコクのある九州醤油をベースにした特製のかえしを合わせることで、まろやかでクリーミーなコクのある味わいになっている。税抜460円。
同社はまた、PB「セブンプレミアム」から、適正糖質を摂ることを推奨する“ロカボ”をテーマに開発した焼き菓子2品を、10月20日から順次発売する。原材料に含まれる糖質の一部を置き換えることで、おいしさを保ちながら従来よりも糖質を50%抑えた商品に仕上げた。
- 「セブンプレミアム糖質50%オフのロカボドーナツ」(税抜100円)
- 「セブンプレミアム糖質50%オフのロカボワッフル」(東日本エリア・税抜118円)
- 「セブンプレミアム糖質50%オフのロカボバターケーキ」(西日本エリア・税抜118円)
ファミリーマート①
ケンズカフェ東京監修「エクアドル・スペシャル」使用の5品
辛さ極まる麻婆豆腐丼
「濃い旨ソース!焼きそばドッグ」
ファミリーマートは、ケンズカフェ東京のシェフ監修の“Bean to Bar”チョコレート「エクアドル・スペシャル」を使用した新商品を10月13日から発売した。“Bean to Bar”チョコレートは、カカオの選定からチョコレートに至るまでの工程を一貫して製造したチョコレート。
- 「ガトーショコラ」(税込198円)
- 「ショコラタルト」(税込180円)
- 「チョコがけバウムクーヘン」(税込190円)
- 「濃厚ショコラエクレール」(税込178円)
- 「メルティショコラ」(税込248円)
ファミリーマートはまた、アスラポート(東京都中央区)が運営する四川料理専門店「陳麻屋」監修の「陳麻飯」(税込430円)を、10月13日から関東・中部・関西地域の約1万1,500店舗で発売した。豆板醤や唐辛子、花椒などの先味にくる辛みが特長で、たっぷりのひき肉と中華風の肉みそ“炸醤”(ザージャン)の旨みが広がる麻婆豆腐丼。
同社は、やわらかなコッペパンに、特製濃厚ソースで仕立てた焼きそばをはさんだ「濃い旨ソース!焼きそばドッグ」(税込150円)を10月15日に発売。人気の惣菜パン「焼きそばパン」のおいしさをアップするため、専用のコッペパンとソースを開発した。パンは口どけの良いしっとりとやわらかな生地とし、ソースは野菜・果実・肉の旨みに加え、アクセントにニンニクを効かせた。
ファミリーマート②
バリスタと共同開発した「ブレンドコーヒー」
アイス売上NO.1「食べる牧場ミルク」を全面刷新
「紅茶花伝」ブランド初のチルドカップ飲料
ファミリーマートは、バリスタと共同開発した「甘味焙煎」コーヒーとして、FAMIMA CAFÉの主力商品「ブレンドコーヒー」(税込100円)をリニューアルするとともに、スペシャルティコーヒー「高級モカブレンド」(税込120円)を10月20日から発売。苦味やコク以外に、コーヒー本来の甘みを引き出す「甘味焙煎」によって、最後までおいしく飲めるコーヒーに仕上げた。
オリジナルアイス売上NO.1の「食べる牧場ミルク」(税込198円)を全面刷新し、ファミリーマートは10月20日に発売する。2017年10月の発売以来、累計3,600万個以上を販売する人気商品で、今回、原料の牛乳をコクのあるおいしさが特長の北海道産に限定。牧場で食べるようなアイスクリームを目指した。牛乳を最大限に使用することで、よりミルク感が楽しめる味わいにした。
また同社は、日本コカ・コーラが展開する「紅茶花伝」ブランドで初となるチルドカップ飲料「紅茶花伝クラフティーころころ果実のフルーツティー」(税込248円)と、「紅茶花伝ころころバナナのミルクティー」(税込248円)を、10月20日から順次発売する。セイロン茶葉から抽出した紅茶を使用した香り高い味わいと、ころころ食感のフルーツ入りで、デザート感覚で楽しめる。サイズは、たっぷり味わえる大容量タイプ(370g)
ローソン
<東北地区>「宮城 杉のや味噌ラーメン」と「鯛めしおにぎり」
「餃子のようなパン」と「みかんとりんごのカスタードパン」
ローソンは10月13日、宮城県名取市のラーメン店「麺舞 杉のや」監修の即席麺「宮城 杉のや味噌ラーメン」(税込298円)と「鯛めしおにぎり」(税込150円)を、東北エリアの1,176店舗で発売した。「麺舞 杉のや」監修のチルド調理麺販売は2018年からで、これまで3回実施。カップラーメンとおにぎりの販売は今回が初めてとなる。
北海道文教大学の学生と共同開発した「餃子のようなパン」(税込160円)と「夏みかんとりんごのカスタードちぎりパン」(税込160円)を、ローソンは10月20日から北海道の682店舗で発売する。開発にあたっては、「学生や女性が気軽に食べられるパン」をコンセプトとした。「餃子のようなパン」は、オイスターエキスで味付けしたキャベツ・たまねぎ・豚肉などのフィリング(具材)を入れて焼き上げた。臭いを気にせずに食べられるようにニンニク・ニラは使用せず、餃子の風味が感じられる仕立てにした。また、「夏みかんとりんごのカスタードちぎりパン」は、ほどよい酸味のあるみかんカスタードクリームと甘味のあるりんごカスタードクリームを入れ、2つの味が楽しめるパンにした。
ミニストップ
「肉が旨い!黒毛和牛の牛めし重」
「バスク風チーズケーキ~宇治抹茶~」
ミニストップは10月13日から、「肉が旨い!黒毛和牛の牛めし重」(税込550円)を発売する。「美味しいお肉をお召し上がりいただきたい」をコンセプトにした「肉が旨い!」シリーズの第9弾となる新商品で、シリーズで初めて“和牛”を使用した。弁当としては高価格だが、肉にこだわり“価値ある商品”として期間限定で提供する。
また同社は、「バスク風チーズケーキ~宇治抹茶~」(税込226円)を10月13日から発売する。昨年10月の発売時、スイーツのヒット商品となった「バスク風チーズケーキ」の第3弾。第2弾の「チョコ」に続く限定フレーバー。
セイコーマート
セコマ農場産の野菜を使った初のゼリー
セイコーマートは10月19日、「北海道トマトのゼリー」(税抜148円)を数量限定で発売した。セコマグループの農業生産法人“北栄ファーム”の長沼農場で作ったトマトの果汁を使用した。