ワークマンは、2021年3月期の業績予想を発表した。それによると、チェーン全店売上高は前年同期で13.9%増の1389億9800万円と1400億円に迫りそうだ。営業総収入は7.3%増の990億900万円、営業利益は14.0%増の218億4700万円を見込む。同社は5月7日の20年3月期決算発表では、新型コロナウイルス感染による影響が不確定として、通期業績の発表を見送っていた。
なお、20年11月に、これまで空白エリアだった宮崎県に1号店(都城上川東店)を出店し、全都道府県への出店を達成する。宮崎県下では2年間で10店舗の出店を計画し、25年には1000店舗体制を築く。(20年6月末時点で876店舗)
21年3月期第1四半期決算では、チェーン全店売上高は364億4300万円(前年同期比26.3% 増、既存店22.3%増)となった。また営業総収入は256億6400万円(24.7%増)、営業利益61億6300万円(30.5%増)と、大幅な増収増益となった。
新型コロナ禍でも「ワークマン」および「ワークマンプラス」の認知度が向上し、既存店ベースの1日の来店客数が前年同期比で28 人増の169 人となった。またプライベートブランドを中心に衣料品の販売が伸びたことで客単価が上昇し、既存店ベースで1.5%増の2806円となったことなどが、業績を支えている。