4月の訪日外国人客数は99.9%減、単月としては過去最少
日本政府観光局が発表した4月の訪日外国人客数は、前年同月比99.9%減の2900人となり、7カ月連続で前年実績を下回った。新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの国が海外渡航制限や外出禁止の措置を取っており、また、日本でも査証無効化の対象国を拡大していることから、訪日客数は統計を取り始めた1964年以降で単月としては過去最少となった。
日本からの出国者も激減しており、4月は99.8%減の3900人だった。85.9%減の27万2697人だった3月から、さらに減少幅が広がった。
また、観光庁が発表した旅行・観光消費動向調査によると、20年1〜3月期の日本人国内旅行消費額も前年同期比20.5%減の3兆3473億円と大きく減った。宿泊旅行消費額は19.3%減の2兆6201億円、日帰り旅行消費額は24.5%減の7272億円だった。