JR東日本、藤沢市と共同でSuicaのビッグデータを活用した取り組みを開始

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藤沢駅
JRにおける江の島観光の拠点のひとつである藤沢駅 写真i-stock/egadolfo

 JR東日本は29日、神奈川県藤沢市、同市観光協会と共同でSuicaの利用データを活用した取り組みを行うことを発表した。同市の観光地「江の島」へ訪れる客の、改札での入出場の記録を用いる。取得した情報は個人を特定できないよう、統計処理して作成されたレポートとなる。

 定期利用以外のデータを対象としており、1か月間における人数、性別比率、年代比率、時間、滞在時間などを把握する。実施期間は2020年12月~2021年3月までを予定しており、データの対象期間は 2019年2月~2021年1月まで。

 このレポートを活用して、新たな観光施策の立案や、コロナ禍における市内への観光の影響度合いを調べていきたい考えだ。JR東日本が自治体と共同で、Suicaのビッグデータを活用する取り組みは、今回が初めてのケースとなる。JR東日本は今後も、同様に統計処理を施したレポートを活用して、さまざまな分野に広げていきたい考えだ。

JR東日本×藤沢市
画像はJR東日本のホームページより

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