MD刷新が奏功し増収増益で着地! サミットの25年3月期決算をレポート

関川 耕平 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)

設備投資額132億円! 新PC開発を予定!

  26年3月期(25年度)は、上期に「ららテラス北綾瀬店」(東京都足立区)をオープンするほか、下期に「西小山店」(東京都品川区)をスクラップ&ビルドでオープンする。

 新店について、服部社長は「店舗スタッフの意見や思いをより多く取り込めるような店のコンセプトづくりを行う」と述べており、ハード面よりも人が関わるソフト面に重きを置き、他社との差別化を図る考えを示した。

 また、25年度は設備投資額に132億円(対24年度比91.8%増)を確保し、新たなプロセスセンター(PC)への投資を進める方針だ。今回開設を予定するPCは、1812月に稼働した「川崎塩浜プロセスセンター」に次ぐ2つ目の拠点となる。27年度の本格稼働をめざし、「すでに物件は確保している」(服部社長)という。

 26年3月期(25年度)の計画では、商品仕入れや設計の見直しを継続し、営業収益3800億円(対前期比4.3%増)、営業利益98億円(同27.6%増)、経常利益100億円(同31.6%増)、当期純利益65億円(同28.8%増)をめざす。

 年度初月となる254月度の実績について服部社長は「売上高は予算をほぼ達成し、利益面では予算を大幅に超える数値となった」と述べており、計画達成に向けて絶好調のスタートを切ったことを強調した。

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記事執筆者

関川 耕平 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

1995年生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業。

24年に株式会社ダイヤモンド・リテイルメディアに入社し『ダイヤモンド・チェーンストア』の担当編集者となる。

趣味はクライミングとコーヒーを淹れること。特技と悩みは浪費と早食い。

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