[東京 6日 ロイター] – 味の素は6日、2019年7─9月期に連結当期損益段階で228億円の減損損失を計上したと発表した。アフリカ豚コレラの世界的拡大による需要減少や販売単価下落で動物栄養事業の収益性が大幅に悪化した。
これに伴い、2020年3月期の通期業績予想について、通期事業利益は970億円から880億円に、当期利益は500億円から180億円に下方修正した。
動物栄養事業は、当期損益段階で117億円の減損損失を計上。このほか、海外食品事業で、持分法で会計処理しているプロマシドール・ホールディングス社に対する投資、日本食品事業ではベーカリー事業の製造設備に関する損失を計上した。