ワークマンの2019年3月期の業績は、新業態店「ワークマンプラス」の効果で、既存店売上高が14.0%増と大幅にアップした。全店売上高は930億円と前期比16.7%増だった。営業総収入は19.4%増の669億円、営業利益は27.6%増の135億円と2ケタの増収増益となった。期初には579億円の営業総収入を予想していたが、そこから90億円の上振れで、19年2月には上方修正して639億円としていたが、さらに30億円を上積みした。
商品では、主力3ブランド(「FieldCore」、「Find-Out」、「AEGIS」)などの高機能低価格をさらに追求したPBを開発。また、ネット販売にも十分な競争力を持つ作業服(G-NEXTシリーズ)の強化を進めた。これによりPB商品は1022アイテムとなり、チェーン全店売上高に占める構成比は39.7%(前年同期比7.5ポイント増)になった。
2020年3月期の出店は、すべてワークマンプラスとなる予定。内訳は、路面店30店舗、ショッピングセンター6店舗、スクラップ&ビル ド5店舗、既存店改装転換22店舗の63店舗を計画し、同期末のワークマンの店舗数75店舗となる。鹿児島県へも初出店し、宮崎県を除く46都道府県に合計873 店舗のネットワークを展開する計画だ。既存店売上高も7.8%増、全店売上高予想は11.2%増の1035億円と1000億円突破を図る。