大手百貨店、12月の売上高はいずれも2ケタの増加、重衣料など好調
大手百貨店が公表した2021年12月の月間売上高(速報)は、いずれも2ケタの増加となった。前年は新型コロナ感染拡大の第3波で客数が減少していたことから、その反動増があった。商品別では、高級時計・宝飾やラグジュアリーブランドなど高額商品が引き続き好調だったほか、外出機会が増えたことでコートなどの重衣料やアクセサリーの売れ行きも良かった。
三越伊勢丹の12月度の売上高は前年同月比で14.0%増だった。伊勢丹新宿本店が17.7%増、三越銀座店が21.3%増と2ケタ増を記録、三越日本橋本店は9.0%増だった。グループの百貨店では、岩田屋三越が11.5%増となった。
高島屋は大阪店、横浜店、新宿店など基幹店が好調で、10.2%増だった。26.2%増となった新宿店の伸び率が最も高く、立川店が0.9%減と唯一のマイナスだった。大丸松坂屋百貨店は12.4%増、阪急阪神百貨店は15.9%増だった。