鮮魚専門店「sakana bacca」のユニークな差別化戦略とは?
百貨店に再進出!? 出店エリアも拡大へ
今後は、鮮魚専門店としての強みを生かし、珍しい魚に付加価値を加えて販売することで、食品スーパーとの差別化を図る。また、低利用魚の活用も引き続き推進していく方針だ。
これまで取り組んできた自治体や企業と連携した産地フェアなどのプロモーションは、さらに強化。全国各地の産地の魚の魅力を発信することで、地域の水産業支援にもつなげていく。
出店計画については、サカナバッカの提供価値を存分に発揮できるエリア、施設を見極めながら進めており、今年3月には「エキュート大宮」(埼玉県さいたま市)に埼玉県初の店舗を出店。今後も首都圏内での展開を拡大していく考えだ。
デリカショップ形態の店舗は、駅ナカに限らず、百貨店などの商業施設への展開も検討している。百貨店が核となる商業施設では、20年に玉川髙島屋S・C(東京都世田谷区)への出店実績もある(※同店舗は2022年2月に閉店)。25年4月には横浜髙島屋で1週間の催事を実施した。

さらに、出店だけに依存しない新たな収益基盤の構築にも取り組んでいる。商品のデリバリーサービス、自治体との連携事業、オリジナル商品の小売店向け卸販売の拡大など、新たなビジネスの立ち上げも模索している。









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