万代と日本総研が脱炭素の取り組み開始! 業界を横断して考案した売場の工夫とは
日本総合研究所(東京都:以下、日本総研)と万代(大阪府)はメーカー各社などと協業し、来店者が脱炭素への学びを深め、取り組むことができる「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」の店舗実証実験を実施した。ドラッグストア企業も参加し、業界を横断した協力体制を築いて売場を構築し、脱炭素に向けた取り組みを加速させていく。
業界を横断して行われる「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」とは
日本総研と万代、スギ薬局(愛知県)、Daigasエナジー(大阪府)、アサヒグループジャパン(東京都)、アスエネ(東京都)、サラヤ(大阪府)、三幸製菓(新潟県)、日本ハム(大阪府)、ユーグレナ(東京都)は、脱炭素社会をめざすことを目的に「チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム(Challenge Carbon Neutral Consortium)」を設立。参加企業同士の情報交換・勉強会や「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」「脱炭素に関する情報発信・啓発活動」の3つの活動を展開している。
この活動の一環として「万代高槻インター店」(大阪府高槻市:以下、高槻インター店)で、1月18日~2月18日に、実証実験「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」(以下、減CO2プロジェクト)が実施された。
同プロジェクトでは、来店者が脱炭素について学びを深められる仕掛けマシンや特設棚を店内に設置。来店者の脱炭素に繋がる意識や行動の変化を促す。主なターゲットは、高槻インター店に訪れる子連れ客だ。同店店長の山中一高氏は「土日集客型の店舗で、休日を中心に子連れ客が多く訪れる」とし、週末はおよそ80~100人の子連れ客が各コンテンツを楽しんだという。