週刊スーパーマーケットニュース ベルク、“旅の買い出しハブ”を意識した「沼田店」をオープン


ベルク(埼玉県)は、群馬県沼田市の商業施設に「沼田店」を出店した。地域の住民の暮らしを支えるだけでなく、尾瀬や吹割の滝、周辺のスキー場・キャンプ場といった日本有数の観光地である利根沼田エリアを訪れる人々の“旅の買い出しハブ”として位置づけた。キャンプ・BBQ向けの精肉・鮮魚・青果はもちろん、すぐに食べられる総菜や豊富な種類の飲料・酒類をワンストップで調達できる。同施設内にはベルクのほか、「DAISO」や「ウエルシア」なども出店し、アウトドアで使える便利グッズから、急な体調不良に対応する医薬品、日焼け止め、サンダルまで、旅先で「あったらいいな」がひと通り揃うテナント構成となっている。(718日~24日までのニュースをまとめました。)

ベルクの外観

スーパーアルプス
LINEミニアプリを活用した商品予約システムを導入

 スーパーアルプス(東京都)は、デジクル(東京都)が提供するLINEミニアプリ型商品予約システム「デジクル商品予約」を、610日から全29店舗に導入した。これまで、うなぎやクリスマスケーキ・おせちなどの予約は、店舗のサービスカウンターで紙で管理して対応してきたが、スタッフの業務負担軽減と業務効率化、ペーパーレス化のため導入。既存のLINE公式アカウント・LINEチラシの運用基盤に加え、予約機能をLINE上で提供していく。

まいばすけっと
2店舗同時オープンで店舗数が1250店に拡大

 まいばすけっと(神奈川県)は725日、「渋谷富ヶ谷2丁目店」(東京都渋谷区)、「門前仲町駅西店」(東京都江東区)を同時オープンする。この2店舗を加え、総店舗数が1250店となった。

エコス
<第1四半期決算>増収増益で今期スタート

 20262月期第1四半期決算(連結2531日~531日)は、営業収益が対前年同期比6.4%増の351億円、営業利益が同3.3%増の15億円、経常利益が同1.5%増の15億円となり、増収増益で今期をスタートした。

 第1四半期は、グループ設立60周年を記念し、毎月、対象商品を選定してお値打ち価格で販売したほか、既存店舗の活性化策として「TAIRAYA」3店舗の改装を実施し、1店舗を新たに出店した。

 商品施策では、低価格志向への対応と品質向上、鮮度管理・商品管理の改善、自社ブランド「ナチュライブ」のアイテム数拡大、同じく自社ブランドの食品リサイクル・ループに沿って育成された農産物「サスベジタブル」の強化、地域ニーズに応えた品揃え、EDLP、時短商品の積極的展開などを実施する。

 また、ヤングファミリー層からの支持拡大に向け、SNSや公式アプリでのお買得・新商品情報を発信したほか、業務効率の改善のため、自動発注システムの活用や従業員のマルチタスク化を推進した。

 262月期の連結業績については、増収減益を予想。営業収益で対前期比2.1%増の1400億円、営業利益で同0.3%減の60億円、経常利益で同4.5%減の60億円を見込んだ。

マルヨシセンター
<第1四半期決算>営業・経常利益が前年同期から回復

 262月期第1四半期決算(連結2531日~531日)は、営業収益が対前年同期比6.5%増の105億円、営業利益が同9.7%増の1億円、経常利益が同2.8%増の9400万円となり、営業利益・経常利益は前年同期の大幅減益から持ち直した。

 第1四半期は、「必要な時に」「必要なものが」「必要な数量」揃う時間帯別売場管理を基本に、ビジュアルを意識した売場、こだわり品の提案、POPを使用しての商品情報提供、デジタルサイネージを活用した食材のおいしさが伝わる映像や食べ方提案動画を発信。顧客に訴える売場を打ち出すことで、満足かつ楽しんでもらえる店舗づくりを推進した。

 また、地域や店舗の特性に対応する経営マネジメント改革として、販売促進を含む営業戦略と経費管理を店長が計画し、店長主体で店舗経営を担う体制を一部店舗に導入した。これら施策を強化するかたちで「三加茂店」(徳島県三好郡)を昨年11月に改装オープン。続いて「椿店」(愛媛県松山市)を改装した。

 262月期の連結業績については、営業収益で対前期比1.8%減の410億円、営業利益で同140.9%増の3億円、経常利益で同105.6%増の3億円を見込み、利益の大幅回復をめざす。

リテールパートナーズ
<第1四半期決算>営業利益が18.3%増

 262月期第1四半期決算(連結2531日~531日)は、営業収益が対前年同期比5.8%増の688億円、営業利益が同18.3%増の18億円、経常利益が同6.2%増の20億円となり、営業利益は2ケタ増を達成。スーパーマーケット事業の営業収益は同5.8%増の686億円、営業利益は同17.3%増の19億円と伸長した。

 第1四半期は、活性化を目的に既存店4店舗で改装を実施。客数が増加したほか、物価高の影響による客単価の増加と相まって、売上高が伸長。一方、商品および原材料価格の高騰に伴う仕入高の増加や、賃上げに伴う人件費の増加、決済手数料や電力料などの店舗運営コストの増加など、各種コストの増加傾向が続いたが、生産性の向上と経費削減対策を進め、営業費用を抑制した。

 21年に戸村精肉本店(宮崎県日南市)、23年にハツトリー(宮崎県宮崎市)を子会社化し、九州南部における店舗展開をにらみ、同エリアの物流の安定化と最適化に注力。前年度は、宮崎市に「RPG宮崎物流センター」を設置し、グループ会社内で共有する物流拠点として運用。第1四半期には、商品供給体制のさらなる強化のため、マルミヤストアが宮崎市の精肉加工会社の事業を譲り受け、精肉プロセスセンターの「宮崎ミートファクトリー」を新設した。

 262月期の連結業績については、営業収益で対前期比3.0%増の2747億円、営業利益で同7.0%増の73億円、経常利益で同5.0%増の84億円を計画した。

 

1 2

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態