コロナ一巡も成長とまらず! 生協が今後も伸びる2つの理由
コロナ一巡後も継続成長
次の成長に向けて始動
21年度の事業予測については、日本生協連は「20年度は異例の年だった」として、供給高予測は19年度比で105%を目安に置いている。
コロナ感染拡大から1年が経過した現在の生協の利用動向については、いまだに感染症の状況に影響を受け、成長を続けている。21年4月の宅配事業供給高は、前年同月は感染拡大直後で業績が急伸していたにもかかわらず、前年同月比で101.3%と伸長した。さらに緊急事態宣言延長を受け、第1四半期(4~6月期)の受注は高止まりが続く見とおしだ。
今後の生協の成長実現は、好調な今こそ危機意識を持って事業改革を打ち出せるかにかかっている。コロナ特需によって経常剰余を確保できたことから、生協では物流関連施設やデジタル・システム開発への投資が進んでおり、新たな進化に期待が寄せられている。
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