フードデリバリーのフードパンダがフードネコと統合し東京進出! 自社倉庫を活用した日用品配達も計画

松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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自社倉庫から直接商品を配送する仕組みを構想

 また、キワン氏はウーバーイーツや出前館など競合との差別化戦略の構想についても示唆した。他サービスより多くのジャンルの料理を取り扱うほか、高齢者やファミリー層などのニーズを満たす日用品の配達にも力を入れる。「D Mart」というサービスを21年下期中には立ち上げる予定で、自社倉庫を拠点に商品を配達する仕組みを導入するモデルを構築する考えをキワン氏は明らかにした。ユーザーのニーズを反映させた商品を自社で準備し、配達することで差別化を図りたい考えだ。

ローソン
フードパンダはローソンをはじめ、小売チェーンとも積極的に協業する

 そのほか、小売チェーンとの協業も進めていく。現時点ではローソン(東京都/竹増貞信社長)と提携しているが、今後も積極的に小売事業者のパートナーを増やしていきたい考えだ。

 日用品の配達については、すでにウーバーイーツが雑貨店の「フランフラン(Francfranc)」や家電量販店の「エディオン」などいくつかの事業者と実験を進めている。今後は他社との差別化を図るため、フードパンダだけでなく多くの事業者が調理済みの料理だけでなく食材や日用品の配達事業に乗り出す可能性が高そうだ。

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記事執筆者

松尾 友幸 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1992年1月、福岡県久留米市生まれ。翻訳会社勤務を経て、2019年4月、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。流通・小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属。主に食品スーパーや総合スーパー、ディスカウントストアなど食品小売業の記者・編集者として記事の執筆・編集に携わる。趣味は旅行で、コロナ前は国内外問わずさまざまな場所を訪れている。学生時代はイタリア・トリノに約1年間留学していた。最近は体重の増加が気になっているが、運動する気にはなかなかなれない。

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