フードデリバリーのフードパンダがフードネコと統合し東京進出! 自社倉庫を活用した日用品配達も計画
フードネコを吸収
また、東京進出と同時に、ダブリュービージェー(東京都)が運営するフードデリバリーサービス「フードネコ(FOODNEKO)」との統合も発表された。これは、ダブリュービージェーを傘下に持つウーワブラザーズ(Woowa Brothers)とデリバリーヒーローがアジア太平洋地域での戦略的パートナーシップを締結したことによるものだ。両社の日本事業への重複投資を避けるためのサービス統合で、今後はサービス名をフードパンダに一本化する。
ウーワブラザーズは韓国で2010年に創業した企業で、「配達の民族」を意味する「BAEMIN(ベミン)」という名のデリバリーサービスを韓国で展開している。アプリダウンロード累計は約6100万、月間アクティブユーザー数は約1600万人、月間注文数は約5400万オーダーという韓国最大のデリバリーサービスだ。韓国のほか、ベトナムのホーチミンなど一部都市でも事業を展開している。
日本に進出したのは20年12月。本国とは異なるフードネコという名称でサービスを開始したが、今回のフードパンダとの統合に伴い、約5カ月という短い期間でサービス終了となった。
デリバリーヒーローとウーワブラザーズの両社で要職を務めるイン・キワン氏は、日本でフードパンダを存続させた理由について、「シンガポールを中心に、アジアですでにグローバルブランドとなったフードパンダに統一したほうがシナジーが高い」とコメントした。今後東京都内では、展開エリアをフードネコと同等の10区にまで拡大し、その後も23区内への展開を積極的に進めていく考えだ。