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ファミマ新社長に伊藤忠執行役員の細見氏、澤田社長は代表権のある副会長に

ファミリーマート
ファミリーマートは1月13日、伊藤忠商事執行役員の細見研介氏(58歳)が3月1日付けで社長に就任すると発表した。

 ファミリーマートは1月13日、伊藤忠商事執行役員の細見研介氏(58歳)が3月1日付けで社長に就任すると発表した。澤田貴司社長(63歳)は代表権のある副会長に就く。高柳浩二会長(69歳)は会長にとどまるが、代表権が外れる。

3月1日付けで新社長に就任する細見研介氏(伊藤忠商事のウェブサイトより)

 伊藤忠はTOB(株式公開買い付け)と株式併合によってファミリーマートを実質的に完全子会社化し、ファミリーマート株式は昨年11月に上場廃止となった。今後は、伊藤忠本体との連携を深めながら、ファミリーマートの収益力向上を急ぐ。

 細見氏は大阪府出身で、神戸大学経営学部を卒業後、1986年に伊藤忠商事に入社。繊維部門が長く、ブランドマーケティング第三部長、ブランドマーケティング第二部門長などを経て、2017年執行役員食品流通部門長。19年7月からは、既存の事業部門の縦割りを超えて消費者に近い川下ビジネスを推進する第8カンパニーのプレジデントを務める。

 澤田氏も伊藤忠商事出身で、ファーストリテイリング副社長を経て、投資会社を起業するなどした後、16年ファミリーマートに入社、社長に就任した。