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カインズ 三重と埼玉に次世代大型物流センター、2023年秋以降稼働予定

カインズ「三重県新物流センター」イメージ図
カインズ「三重県新物流センター」イメージ図(写真はプレスリリースより)

 カインズは、2023年秋以降の稼働開始に向けて、三重県と埼玉県に2つの物流センターを新設すると発表した。

 三重県の施設は「西のマザーセンター」として、商品の在庫を持たず納入された商品を仕分けて配送を行うTC(Transfer Center)と、在庫を保管し受注に応じて出荷するDC(Distribution Center)の機能を持ち、DCとしては主に海外商品を取り扱う。

 埼玉県の施設は「首都圏センター」としてTCの機能を持ちながら、管轄エリアにある店舗の売れ筋商品を在庫として保管する倉庫機能も持つ予定だ。

 両施設を次世代大型物流センターと位置付ける。入荷品の荷下ろしや運搬、商品の小分けなどの業務にロボットや自動運転マテハンを導入し、物流管理システムと連携した24時間対応など効率化を図るなど、今後の同社の物流センターの基本モデルとする。また、これらを実現するために広く専門人材の採用も予定している。

 現在、カインズでは国内に物流センター11カ所を稼働させているが、関西以西では「神戸物流センター」の一カ所だけだった。

 三重県開設の物流センターの面積は、約2万5000坪で、23年秋に稼働開始予定。埼玉県開設の物流センターの面積は約1万8000坪で、24年中に稼働開始予定。