週刊スーパーマーケットニュース コープさっぽろ、宅配トドックで新たに食器・調理器具を回収

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)
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コープ宅配システムの「宅配トドック」は、配達の際に食品トレーや段ボールなどの資源回収を行っている。新たに食器・調理器具の回収を開始した。集められた食器や調理器具はエコセンターを経由してカンボジアへ送り、リユースショップで販売される。電化製品・プラスチック製のもの、汚れ・焦げつき・破損などがあり、使用がむずかしいものは回収の対象外となる。(7月5日~11日までのニュースをまとめました)

コープさっぽろ

アークス
<第1四半期決算>増収も営業・経常減益

 20252月期第1四半期決算(連結202431日~531日)は、売上高が前年同期比4.1%増の1488億円、営業利益は同2.8%減の38億円、経常利益は同4.3%減の42億円となった。

 スピード感のあるグループ展開を目指すため、代表取締役会長(CEO)、代表取締役社長(COO)、取締役副会長(CFO)で構成される「3C体制」を中心とする新経営体制へ移行した第1四半期。営業面では、差別化を図る取り組みとして、ブランド肉の展開、店内調理の惣菜や調理済み商品の品揃えを拡充した。また、グループのPBと位置づけるCGCブランドのなかでも、物価上昇に対応する「ショッパーズプライス」や「断然お得」を拡販したほか、新日本スーパーマーケット同盟やバローホールディングスと連携した取り組みも行った。

 ネット販売も好調で、昨年スタートしたベルジョイス運営による「アークスオンラインショップ」の売上高は、前年同期比約6割増で推移。Amazonとの協業による「Amazonネットスーパーアークス」についても、配送エリアを拡大した。

 既存店の活性化では、期間中に4店舗で改装を実施した。業態変更や、冷凍食品・簡便調理商品の強化のためリーチインケースの増設を図ったほか、洋風総菜、サラダや煮物など冷惣菜の拡充を行い、既存店全体の売上高を同3.6%増にまで高めた。

 売上総利益は373億円。前年同期に比べ113300万円増(同3.1%増)となったが、売上総利益率が0.2ポイント低下して25.1%となったことに加え、人件費やポイント還元制度の変更による販売費増などが影響し、販管費は124500万円増(同3.9%増)。売上総利益増加分が販管費増加分をカバーしきれず、営業利益を圧迫した。

 20252月期の連結業績については、売上高で同3.6%増の6130億円、営業利益で同2.8%増の173億円、経常利益で同2.0%増の188億円の増収増益を見込んでいる。 

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記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

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