マーケティングで物流2024年問題に挑む!

桂 幸一郎(エイトハンドレッド)
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 ニュースで毎日のように目にする「物流の2024年問題」。私が知る限り、10年ほど前からサプライチェーンの現場では配送のアレンジがしにくくなってきていました。しかも、「2024年問題」を引き起こす規制も突然決まったわけではなく、準備期間はありました。一部、規制が始まってからでないと不透明な領域があるのは事実ですが、いまさら慌てて対応すべきことではありません。ただ、「マーケティング領域」の人たちはこの問題を「自分ごと」としてみている人は多くありません。そこで今回は「マーケティングで物流に貢献できること」を考えたいと思います。

物流倉庫
マーケティングで物流2024年問題に貢献できることは多々ある(写真はイメージ、1933bkk/istock)

 物流はビジネスの根幹で、どんなに優れたマーケティングを行っても、物流がうまくいかなければ意味はありません。30年以上前の新入社員研修のときのこと、私がマーケティング出身の社長に「ビジネスをするうえで日頃何をいちばん気にされますか?」と質問したところ、その人は

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