ホームセンター業界で突出!ジョイフル本田の株価が好調な3つの要因とは
要因3 株主構成の特殊性
同社が資本市場からの評価を重視していることは以上の経緯でお感じいただいたと思います。
ではどうしてそうなのでしょうか。
これは上場とその後しばらくファンドが筆頭株主であったこと、ファンドが抜けた後に株主保有が分散し特定株比率が38.7%と同業他社比低いこと、しかしながらアークランズが6.3%保有する大株主であることが関係していると思います。
LIXILビバを買収し業界再編の一翼を担っているアークランズの目があることで、経営に緊張感が生まれていることは想像に難くありません。
一方、そうはいっても特定の大株主がいないため、既存株主・潜在株主の双方に対して、企業価値最大化のための最善策を常に示すことが経営に求められていることも、一歩踏み込んだ財務戦略をとらせていると思います。
荒れ模様の資本市場で
ジョイフル本田から学ぶべき点とは?
荒れ模様の資本市場のなかで株価が急落した場合、
資本市場も気掛かりですが、10月といえば台風シーズン。年々、
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