[東京 21日 ロイター] – 日本政府観光局(JNTO)が21日発表した7月の訪日外国人客数は、前同月比99.9%減の3800人(推計)で、10カ月連続で前年同月を下回った。前年比で99.9%減は4カ月連続。
新型コロナウイルス感染症の拡大で多くの国で渡航制限措置がとられたことなどから、22市場全てでほぼゼロに近い数字が続いている。訪日客数は2月にそれまでの200万人超から約100万人に減少、新型コロナ感染拡大の影響が強まってきた3月以降はおおむね3000人前後での推移となっており、5月は過去最低の1663人だった。
会見した蒲生篤実観光庁長官は「観光目的での訪日が再開するのはもう少し先になるのではないか」との見通しを示した。