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米43州で4月失業率が過去最悪、コロナ影響で=労働省

米アーカンソー州の就業支援センター
5月22日、米労働省・労働統計局が発表した4月の州別雇用統計は、50州・ワシントンDC(コロンビア特別区)全てで失業率が上昇し、就業者数が減少した。新型コロナウイルス感染防止に向けたロックダウン(都市封鎖)の影響が国内全域に及んでいる様子が鮮明となった。写真は4月6日、アーカンソー州の就業支援センターで(2020年 ロイター/ Nick Oxford)

[22日 ロイター] – 米労働省・労働統計局が22日発表した4月の州別雇用統計は、50州・ワシントンDC(コロンビア特別区)全てで失業率が上昇し、就業者数が減少した。新型コロナウイルス感染防止に向けたロックダウン(都市封鎖)の影響が国内全域に及んでいる様子が鮮明となった。

失業率は43州で過去最悪を記録。ネバダ州は28.2%に急上昇し、国内で最悪となった。さらに、8日発表された米雇用統計で示された全米レベルの失業率である14.7%のほぼ倍の水準となった。

ハワイ、ミシガン両州の失業率も20%を超えた。

ネバダとハワイの両州では失業者の約半分がレジャー・ホスピタリティー産業に集中した。

4月の米雇用統計では、全米の非農業部門雇用者数は前月から2050万人減と、1930年代の大恐慌(グレート・ディプレッション)以降で最大の落ち込みとなった。

州別の統計からは喪失した雇用の4分の1超がカリフォルニア、ニューヨーク、テキサスの3州に集中していることも明らかになった。

カリフォルニア州の就業者数は230万人減、ニューヨーク州は180万人減、テキサス州は130万人減。