民間平均給与、過去最高=24年は478万円、伸び率3.9%―国税庁

民間企業で働く人が2024年の1年間に得た平均給与は前年比3.9%増の478万円で、4年連続で増加し、過去最高を更新したことが26日、国税庁の民間給与実態統計調査で明らかになった。伸び率が3%を超えたのも1991年分以来33年ぶりとなる。最低賃金の引き上げなどが背景にあるとみられる。
同調査は49年分から開始され、今回で76回目。 平均給与は男性が587万円で同3.2%増、女性は同5.5%増の333万円となり、いずれも過去最高だった。正社員は545万円で同2.8%増、パートやアルバイトを含む正社員以外は同2.2%増の206万円となった。
業種別では、電気やガス、水道などが最も高く、同7.4%増の832万円。次いで金融・保険が同7.7%増の702万円だった。最も低かったのは宿泊や飲食サービスで279万円。郵便など複合サービス事業は8.4%減と大きく下げた。
民間の給与所得者数は6077万人。給与総額は同3.7%増の241兆4388億円。源泉徴収された所得税額は11兆1834億円だった。






人手不足対応に効果!「給与前払いサービス」が広がる理由