TOPPAN、「レジみえ~る™」提供開始、イオン九州で効果検証

TOPPANホールディングス(東京都)のグループ会社であるTOPPAN(東京都)は、スーパーマーケットや量販店などの小売業において、空いているセルフレジを自動検知し、空き情報を利用客に知らせるシステム「レジみえ~る™」の提供を8月19日から開始した。
TOPPANは「レジみえ~る™」の提供開始に先立ち、2024年7月からイオン九州(福岡県)が運営する複数店舗に導入し、効果検証を実施した。
「レジみえ~る™」では、床面に設置した専用マーカーを天井に設置したカメラが読み取り、オフライン環境でセルフレジの空き状況を自動検知する。これにより、セルフレジの案内スタッフが目視で確認する必要がなくなり、2024年7月に行った実証では1人あたり1日約4時間の作業時間削減を実現した。
また、サイネージと音声を用いて空いているセルフレジをリアルタイムで利用客に知らせる。「現金決済のみ対応可」や「キャッシュレス決済対応可」など、レジの決済方法の違いも画面に表示されるため、利用客のセルフレジ選択時の戸惑いを解消する。サイネージ上では多言語表記が可能なほか、ピクトグラムを用いて視覚的に空き状況を伝えることで、外国人観光客など日本語が分からない利用者にもスムーズな案内が可能となっている。






人気アナリストが小売7業態の決算を大総括! 業態・企業で明暗を分けたものとは?


