ファミリーマート、「涙目シール」を3月から全国展開、約70品目の消費期限を2時間延長

ファミリーマート(東京都)は、消費期限の迫ったおむすびや弁当などの中食商品に使用する値下げシールを、消費者の感情に訴えかける「涙目シール」に変更し、3月11日から全国の店舗に順次拡大する。
まずは、東海地方(愛知県・岐阜県・三重県・静岡県の一部)の店舗から導入を開始し、その他の地域では4月以降、順次導入を進める予定だ。
2024年10月に実施した実証実験の結果では、「涙目シール」が全国展開されることで、店舗で発生する食品ロスは年間約3000トン削減される見込みとなっている。
全国展開にあたり、「涙目シール」のイラストやメッセージは、より大きく、わかりやすく改良された。それぞれの金額ごとに(¥10、¥20、¥30、¥50、¥100、¥120、¥150)、全7種類のデザインが用意された。

また、3月4日発売分から米飯全商品の消費期限を2時間延長した。
製造工程の見直しにより、米本来の美味しさを最大限に引き出すとともに、品質の保持を実現した。これにより、おむすび・弁当・寿司などを含む米飯全商品(チルド温度帯の商品を除く)約70品目について、消費期限を2時間延長することが可能となった。
消費期限の延長により、お客への販売機会が増えるとともに、食品ロス削減にも繋げたい考えだ。





