週間コンビニエンスストアニュース デイリーヤマザキ、ローリングストックの情報発信に注力
デイリーヤマザキが、家庭内食品など備蓄しているものを「備える→食べる→買い足す」というサイクルを繰り返し行うローリングストックの情報発信と、ストックに適した商品の提案を積極的に行っていく。①災害時でも普段食べている商品、②ストックに必要なカロリー量、③水分補給、の観点からおすすめ商品を発信していくもので、今回は、個包装の食べきりサイズ全14品、和菓子、羊かん・甘納豆、水・ブリック飲料を紹介した。(1月14日~20日までのニュースをまとめました)
セブン-イレブン
家庭系廃食用油を活用したSAF導入推進に向けサプライチェーン構築
1月15日から千葉県内のスーパーマーケットやコンビニエンスストア、大規模分譲マンションを拠点とした家庭系廃食用油の回収と、SAF導入推進に向けたサプライチェーン構築事業を開始した。「捨てられている家庭系廃食用油を少しでも活用する」「成田国際空港をアジアのハブ空港として国際社会にアピールする」などを理念として掲げた事業には、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマート、三井不動産レジデンシャル、三井住友銀行、吉川油脂、野村事務所、ENEOSが参画。廃食用油はバイオディーゼル燃料製造などへの活用を進め、将来的には集めた廃食用油を原料にして、ENEOSが航空機燃料SAFを製造する。
ファミリーマート
<第3四半期決算>収益1.3%減も事業利益0.8%増
2025年2月期第3四半期決算(連結24年3月1日~11月30日)は、営業収益が対前年同期比1.3%減の3822億円、事業利益(営業利益)が同0.8%増の733億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は、特殊要因を含んで同62.4%増の800億円と大幅に増えた。チェーン全店の売上高は同0.1%減の2兆4524億円。単体については、営業収益が同0.9%減の3557億円、事業利益は同1.5%減の693億円と伸び悩んだが、当期利益については同38.5%増の693億円と伸長した。
既存店日商は39カ月連続で前年越えとなり好調を維持。10月と11月については、日商・客数・客単価の主要3指標すべてが前年をクリアした。継続して好調なのが、おむすびやフライヤー、総菜。パティシエ監修「感動!スイーツパン誕生」、「ファミマがチョコだらけ!」、「ネオ和菓子」など、季節感のある新商品も売上を牽引した。また、「ファミマのブラックフライデー」や新たな取り組みの「背徳のコンビニ飯」などのオリジナルキャンペーンも追い風となった。
発売3周年のPB「ファミマル」は、「ファミマルPREMIUM」の品揃えを拡大し、7種の新商品を発売。オリジナルブランド「コンビニエンスウェア」は台湾での海外展開も果たした。
また、デジタルを活用した取り組みも積極的に進め、「ファミペイ」は2300万ダウンロードを突破。「ファミマメンバーズプログラム」では、来店回数・購入金額で決まるランク最上位「アンバサダー会員」が増加傾向にある。
SDGsの取り組みについては、「FAMIMA CAFÉモカブレンド」の販売でエチオピアに寄付。現地では、学校にトイレや教科書、ノートなどの寄付を行った。「ファミマフードドライブ」は国内最大規模の4200店で実施。また、今春から中食商品値下げシールを「涙目シール」に変更し、年間約3000トンもの食品ロス削減を見込んでいる。
「ファミペイ」から「モバイルSuica」へのチャージ・サービスを開始
電子マネー「ファミペイ」を使用し、JR東日本が提供する「モバイルSuica」へチャージできるサービスを1月15日から開始した。ファミペイ残高またはファミペイ翌月支払い利用可能残高からチャージするもので、チャージ金額の0.5%相当のファミマポイントも進呈される。1回あたりのチャージは1000円以上1円単位で上限は1万円。
チルド弁当「絶品!とろたま弁当」を新発売
たまごの濃厚な味と、ふわっとろっとした食感にこだわった「大阪王将監修ふわっとたまごの天津炒飯」(税込598円)、「Kona’s Coffee監修とろ~っと半熟たまご&チーズのロコモコ」(同646円)を1月21日から、「濃厚デミソースととろ~りたまごのオムライス」(同578円)を1月28日から発売する。