百貨店売上高5.2%増=1月、「春節」追い風
日本百貨店協会が25日発表した1月の全国百貨店売上高は総額4805億円となり、既存店ベースで前年同月比5.2%増加した。春節(旧正月)休暇を追い風に中国などアジア圏からの訪日客需要がけん引。時計や宝飾品、海外ブランドのバッグのほか、コートなど衣料品の販売も拡大した。
訪日客による購買を示す免税売上高は54.9%増の619億円、購買客数は48.4%増の59万1000人と、いずれも1月として過去最高を更新した。
全体の売り上げを商品別に見ると、時計や宝飾品を含む雑貨が9.1%増、衣料品が7.3%増だった。一方、食料品は0.5%減。物価高を受けて生鮮食品が苦戦し、7カ月連続のマイナスとなった。