赤ちゃん用おむつ参入=王子ネピアから生産設備取得―アイリスオーヤマ

時事通信社
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アイリスオーヤマ本社ビル
〔写真説明〕アイリスオーヤマ本社ビル=仙台市青葉区(時事通信社)

 アイリスオーヤマ(仙台市)は27日、赤ちゃん用の紙おむつ事業に参入すると発表した。王子ホールディングス傘下の王子ネピア(東京)から生産設備の一部を取得。同社と「Genki!(ゲンキ)」ブランドのライセンス契約を結び、来年前半から富士裾野工場(静岡県裾野市)で生産を開始する。

 コロナ禍で培ったマスク生産のノウハウを活用し、衛生用品のラインアップを拡充。2030年までにヘルスケア事業で400億円の売り上げを目指す。大山晃弘社長は記者会見で、「知名度の高いゲンキブランドを、強みの物流、販売網を使ってさらに伸ばしたい」と話した。 

 王子ネピアは今年3月、国内の少子高齢化を踏まえ、赤ちゃん用紙おむつ事業から撤退すると発表していた。 

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