エンチョー 本決算は大幅減益
5月8日にエンチョー(静岡県)が発表した2024年3月期決算(連結2023年4月1日~2024年3月31日)は、売上高が前期比4.8%減の343億2,600万円、営業利益が14.1%減の2億500万円、経常利益が47.1%減の5,300万円と大きく落ち込み、当期純利益については4億1,300万円の赤字となった。
2023年度は、売上総利益率が改善し、コスト節減に注力したものの、売上高の減少をカバーするまでには至らず、大幅な減益につながった。
ホームセンター事業の売上高は4.1%減の251億400万円。DIY用品、園芸・ペット・カーレジャー用品、家庭用品の全部門での前年割れが響いた。また、専門店事業は7.0%減の81億3,900万円と低迷した。
総資産経常利益率は0.2ポイント減らして0.1%に、売上高営業利益率は0.1ポイント減らして0.6%に、自己資本比率では0.1ポイント減らして25.5%になるなど、苦戦を強いられた結果を表す年度決算となった。
2025年3月期の連結業績については、売上高で0.2%増の344億円、営業利益で65.8%増の3億4,000万円、経常利益で218.8%増の1億7,000万円を見込んでいる。