スノーピーク、TOB成立=上場廃止へ、買収総額340億円
スノーピークは13日、経営陣による自社買収(MBO)を目指して、投資ファンドのベインキャピタルと組んで12日まで実施していたTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。下限としていた1453万9700株を上回る2270万8815株の応募があり、TOBが成立した。残る株式も取得し、買収総額は約340億円に上る見通し。
同社は6月をめどに開催する臨時株主総会を経て上場廃止となる。コロナ禍で密を避けられるとして拡大したアウトドア需要が一巡して業績が伸び悩んだため、株式を非上場化して柔軟な意思決定をできる体制を整え、経営の立て直しを図る。