イオンが2024年春闘でパート従業員の時給を平均7%上げる方針を固めたことが31日、分かった。国内子会社約150社で働くパートは約40万人に上る。物価高による負担を軽減するとともに、人材の確保や定着につなげる狙いがある。
イオンは、グループ従業員の約8割をパートが占めており、平均時給は1070円。今回の賃上げで時給は75円程度の引き上げとなる。
約11万人いる正社員の賃上げについても、定期昇給や基本給を底上げするベースアップ(ベア)を含めて、23年春闘でのグループ平均4.85%を超え、パートの7%の水準に近づけることを検討している。