【ニューヨーク時事】米百貨店大手メーシーズは18日、今年の年末商戦に合わせてフルタイムとパートタイムの季節労働者を3万8000人超雇用すると発表した。2022年の年末商戦に向けては4万1000人超、21年は約7万6000人をそれぞれ雇うとしていたため、減少が続いている。
景気後退入り懸念が根強く、新型コロナウイルス禍で増えた貯蓄の取り崩しが進む中、商戦での売上高に悲観的な見方が示されている可能性がある。同社はメーシーズ、傘下のブルーミングデールズ、ブルーマーキュリー、配送センターで働く従業員を募集している。
会計事務所大手デロイトは今月、年末商戦期を含む今年11月~来年1月の米小売売上高が前年同期比3.5~4.6%増の1兆5400億~1兆5600億ドルになると予測。伸び率は前年同期の7.6%から減速することになる。