【シリコンバレー時事】米食品宅配サービス「インスタカート」の運営会社、メープルベアは25日、米ナスダック市場への上場を申請したと発表した。公開価格は未定。上場した場合、時価総額は100億ドル(約1兆4600億円)規模になる可能性がある。上場は9月中と見込まれている。
2012年に創業し、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く。スマートフォンやパソコンで小売店の食料品を注文すると、個人が買い物を代行し、自宅に配達してくれるサービスを展開している。コロナ禍の巣ごもり需要を捉え、急成長した。月間利用者は約770万人。
ロイター通信はメープルベアの上場計画について、ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計大手アームとともに、米株式市場を活性化させることが期待されていると報じた。