ロック・フィールド、23年4月期の営業利益は40%減 原料価格高騰などで
総菜大手のロック・フィールドは3月2日、2023年4月期の連結業績予想を修正した。新型コロナウイルス感染症に関連する行動制限が緩和されたことで客数は回復したが、原材料価格やエネルギー価格の高騰で大幅な減益となる見通しだ。
売上高は前期比5.5%増の497億円と、従来予想を4億6900万円上回りそうだ。営業利益は39.9%減の12億9400万円となる見通しで、従来予想を7億8600万円下回る。純利益予想も4億9800万円引き下げ、34.4%減の9億500万円とした。
同日発表した22年5月〜23年1月期連結決算は、売上高が前年同期比5.8%増の380億円、営業利益が34.9%減の13億1100万円、純利益は36.1%減の8億7600万円だった。商品アイテム数の絞り込みや商品設計の見直し、値上げなどの対策を打ったが、コスト上昇分を吸収できなかった。
原材料費や人件費、水道光熱費などの上昇で、販売管理費が7.5%増加し、利益を押し下げた。主力業態「RF1」では売上原価率が42.4%と、前年同期に比べて1.4ポイント上昇した。