ゼンショーHD、ハンバーガー店「ロッテリア」を買収
外食大手のゼンショーホールディングス(HD)は2月16日、ハンバーガーチェーンの「ロッテリア」(東京都新宿区)を買収すると発表した。4月1日付けで全株式を取得する。買収額は非公表。
ロッテリアの親会社であるロッテHDから、全株式を買い取る。ロッテリアは1月1日時点で358店を展開している。ゼンショーHDグループの食材調達、物流、店舗運営機能などと相乗効果が見込めることから、買収を決断した。
ゼンショーHDは、牛丼の「すき家」、回転すしの「はま寿司」、ファミリーレストランの「ココス」などを展開しており、22年3月期の売上高は6585億円と外食では最大手。ロッテHDでは、ゼンショーHDが店舗運営や商品開発、マーケティングで豊富なノウハウを持っていることから、ロッテリアの今後の成長のために同社に売却することを決めたとしている。
ロッテリアは1972年に東京・日本橋で1号店をオープンした。ゼンショーHDの傘下に入った後も、当面は「ロッテリア」のブランドを維持する。