新潟と群馬を地盤とする食品スーパーのアクシアルリテイリングが発表した2022年4〜9月期の連結決算は、営業利益が前年同期比8.9%減の52億円だった。燃料高騰による水道光熱費の増加で前年割れとなったものの、既存店売上高は堅調に推移し、期初の予想を3億円余り上回った。
売上高は2.5%増の1257億円と、期初予想から27億円の上振れとなった。「フレッセイ朝日町」(前橋市)と「原信安曇野店」(長野県安曇野市)の2店舗を新設した効果があったほか、既存店売上高が0.6%増と前年実績を上回った。9月末時点での店舗数はグループ合計で130店舗となった。
23年3月期通期の連結業績は、売上高が0.4%増の2475億円、営業利益が4.9%減の98億円を見込む。「先行きについては、非常に見通しの難しい状況」として、従来予想を据え置いた。景況感の悪化による生活防衛意識の高まりを想定すると共に、既存店2店舗の建て替えを実施することから、通期の既存店売上高は1.3%減を見込んでいる。