【全国百貨店】 6月の売上高は3.5%減、4ヵ月連続マイナス

2016/07/22 00:00
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 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の6月の売上高は、既存店ベースで前年同月比3.5%の減少となり、4ヵ月連続で前年実績を下回った。

 

 株安で富裕層の消費マインドが冷え込んだ影響で美術・宝飾・貴金属が9.2%減と失速、化粧品は7.6%のプラスだったが、雑貨トータルでは1.2%減と15ヵ月のマイナスに転じた。このため、2014年10月以来、20ヵ月ぶりに主要5品目すべてが前年実績を割った。

 

 中元需要もあって菓子は0.4%増、総菜は前年比横ばいだったが、生鮮食品が落ち込んだため食料品トータルでは0.7%の減少となった。主力の衣料品は5.7%減と振るわなかった。

 

 売上げ全体の2.8%を占める訪日外国人向け免税品売上高は、20.4%減と3ヵ月連続の前年割れ。購買客数は14%増えたが、購買単価が30.2%減と大きく落ち込んだ。

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