【外食売上高】 15年は0.1%増で2年ぶりのプラス、ファミレスがけん引

2016/01/27 00:00
Pocket

 日本フードサービス協会がまとめた2015年の外食売上高(全店ベース)は、前年比0.1%増と2年ぶりのプラスだった。

 

 ファーストフードは落ち込んだが、客単価の引き上げに成功したファミリーレストランが好調で全体をけん引した。

 

 ファミレスは3.8%増で4年連続のプラス。中でも焼き肉は8.7%増と引き続き好調だった。ディナーレストラン(6.0%増)や喫茶(2.5%増)も前年実績を上回った。

 

 一方、年初に日本マクドナルドで異物混入問題が発生した影響などからファーストフードは2.6%減と3年連続のマイナス。居酒屋の不振でパブ・居酒屋は5.7%減と7年連続の前年割れだった。

 

 同時に発表された15年12月の外食売上高は前年同月比2.7%増で2ヵ月ぶりのプラスとなった。客数は1.2%減だったが、メニュー改定などの効果で客単価が4.0%伸びた。パブ・居酒屋(6.1%減)を除く、ファーストフード、ファミレス、ディナーレストラン、喫茶、その他の5業態が前年実績を上回った。マクドナルドが前年の反動などから8.0%増と大きく伸びたことでファーストフードは4.2%増と高い伸びを示した。ファミレスは2.2%増で32ヵ月連続のプラスだった。

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態