【良品計画】 今期2度目の業績予想引き上げ、営業利益は330億円に
「無印良品」を展開する良品計画は1月7日、2016年2月期の連結業績予想を引き上げた。売上高に当たる営業収益は前期比18.0%増の3072億円、営業利益は38.4%増の330億円となる見通しだ。従来予想に比べてそれぞれ112億円、10億円の上方修正となる。同社は15年7月にも通期業績予想を引き上げており、上方修正は今期2度目。
中国を中心とした東アジア地域の店舗が新店、既存店ともに好調で全体の業績を押し上げた。中国では特にスキンケア用品など美容健康関連商品の売り上げが伸びている。
同時に発表した2015年3~11月期の連結業績は、営業収益が前年同期比19.0%増の2267億円、営業利益が45.2%増の258億円だった。国内事業では免税対応店舗の拡大などで訪日外国人向けの販売が好調だったことに加えて、インターネット販売も伸び、営業収益が8.1%増の1501億円、営業利益が15.4%増の146億円となった。東アジア地域事業は中国、台湾での出店加速や在庫適正化が奏功して、営業収益が55.9%増の587億円、営業利益は約2.1倍の116億円に拡大した。