米スターバックス、次期CEOにマッキンゼー出身のナラシムハン氏 23年4月就任
米スターバックスは、次期CEO(最高経営責任者)に米コンサルティング大手マッキンゼー出身で、米飲料大手ペプシコの経営幹部などを歴任したラクスマン・ナラシムハン氏が就任すると発表した。
ナラシムハン氏は現在、英日用品大手のレキット(Reckitt)のCEOを務めるが、10月1日にスターバックスに入社する。暫定CEOのハワード・シュルツ氏と共に働きながら引き継ぎを行った後、2023年4月1日付けでCEOに就く。
スターバックスでは前CEOのケビン・ジョンソン氏が22年3月に退任、実質的な創業者であるシュルツ氏が4月に暫定CEOとして復帰していた。22年秋には新CEOを選ぶとしていたので、ナラシムハン氏の選任時期は予定通りと言える。
ナラシムハン氏はインドのプネー大学工学部で機械工学の学位を取得した後、ペンシルバニア大学ラウダ研究所でドイツ語と国際関係学の修士号、同大学ウォートンスクールでMBA(経営学修士)を取得した。マッキンゼーではシニアパートナーとして、消費財、小売り、テクノロジー業界を担当。ペプシコではグローバル最高商業責任者(CCO)として長期戦略とデジタル技術を担当した後、19年にレキットのCEOに転じた。