ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の4月の売上高は既存店ベースで前年同月比19.3%増だった。前月は土日祝日の数が前年より2日少なかったこともあって8ヵ月ぶりに既存店が前年割れとなったが、4月は中旬からの気温上昇で夏物の販売が好調に推移した。
客数は6.7%増で3ヵ月ぶりのプラス、客単価は11.8%増で19ヵ月連続のプラスだった。
そのほかの衣料品専門店の4月の既存店売上高は、しまむらの「ファッションセンターしまむら」が6.9%減で2ヵ月ぶりのマイナスだった。決算が20日締めのため、前年3月の消費増税前の駆け込み需要の反動減が残った。ユナイテッドアローズは1.4%増(インターネット通販を除く)で2ヵ月ぶりのプラスだった。
また、靴専門店のエービーシー・マートの既存店売上高は9.0%増で2ヵ月ぶりのプラスとなった。訪日外国人客の増加もあり、客数は2.4%増えた。スポーツシューズが引き続き好調で、客単価は6.5%増だった。