イオンは5月19日、同社が筆頭株主で持分法適用会社であるマルエツ(東京都)とカスミ(茨城県)、および連結子会社のマックスバリュ(MV)関東の3社で首都圏スーパーマーケット(SM)連合を形成すると発表した。
2015年3月までにマルエツ、カスミ、MV関東が共同持株会社を設立して経営統合、2020年をめどに「売上高1兆円・1000店舗」体制を構築する。イオンは丸紅と特定目的会社(SPC)を設立、SPCが共同持株会社に過半を出資する。イオンはSPCの株式の過半を所有する。
マルエツとカスミは15年2月をめどに上場廃止となり、代わりに共同持株会社が上場する予定。
経営統合する3社の売上高と店舗数は2014年2月期で、マルエツが3193億円・268店舗、カスミが2246億円・151店舗、MV関東が427億円・32店舗となっており、単純合計すると売上高5866億円、店舗数451店舗で、ライフコーポレーションを抜いてSM企業としては最大手となる。