5月は中旬以降に気温が高い日が続いたこともあって夏物衣料の動きがよく、百貨店からユニクロまで軒並み好調な売上げを記録した。
大手百貨店の5月の既存店売上高は三越伊勢丹が前年同月比7.0%増、大丸松坂屋百貨店が9.7%増、高島屋が1.6%増、阪急阪神百貨店が14.6%増と揃ってプラスなった。
百貨店では衣料品のほか、高級時計や宝飾品など高額商材も引き続きよく売れた。高島屋を除く3社は旗艦店の大型改装効果も出た。
カジュアル衣料専門店ではユニクロの国内既存店売上高が10.9%増と2ヵ月ぶりのプラスとなった。
一方、毎月20日締めの「ファッションセンターしまむら」は5.1%減で、月後半の高気温の追い風を十分に受けられなかった。