【衣料品専門店】 春物不振で各社苦戦の中、ユニクロ既存店は9.6%の増収
主な衣料品専門店の2月の既存店売上高は、気温の低い日が続いたことから春物の動きが鈍く、苦戦が目立った。
しまむらの「ファッションセンターしまむら」は前年同月比8.9%減で昨年3月以降では一番の落ち込み、ライトオンも13.6%と2ケタの大幅減だった。一方、ポイントはアクセサリーなどが好調で0.6%増と2ヵ月ぶりのプラス、ハニーズは1.8%減で3ヵ月連続のマイナスだった。
こうした中、ファーストリテイリングの国内ユニクロ事業は9.6%の増収と好調ぶりが目立った。冬物商品の値引き処分が順調に進んだほか、春物キャンペーンで伸縮性の高いレギンスパンツなどがよく売れた。前年は1回だった特売セールを2回に増やしたことで、客数が15.1%増と大きく伸びた。客単価は4.8%減った。