フジは11月15日、直営の都市型産地直売所「地産市場 エフ・マルシェ」の1号店を愛媛県松山市内にオープンする。
欧米都市にあるマルシェ(青空市場)のように新鮮な農産物を都市生活者に供給する店舗で、地場農業の振興を目的とする同社のプロジェクトの一環でもある。
建物は2階建てで店舗面積は580平方メートル。地元生産者が持ち込んだ農産品、農産加工品、畜産品のほか総菜や乳製品、豆腐なども販売。特に愛媛中予地区で栽培が盛んな花きの品揃えを充実させる。
店舗2階には多目的スペースを設け、フラワーアレンジメント教室やクッキング教室などを開く。
テナントとして入るイタリア料理店でも地域食材を使用した料理やケーキ、総菜を提供する。
営業時間は朝9時から午後6時で、年商は6億5000万円を見込む。商品を持ち込む生産者はフジに一定の手数料を支払う。
フジは松山市内でエフ・マルシェを2~3店舗展開し、運営ノウハウを蓄積した後で他県への出店も検討する。