【イオン九州】旧マイカル出身の山口聡一氏が社長に就任、更正会社からの登用進む
イオン九州は4月5日、旧マイカル出身で現顧問の山口聡一氏(51歳)が社長に就任する人事を発表した。5月10日の株主総会後に正式に就任する。現社長の岡澤正章氏(60歳)は相談役に退く。
山口氏は1983年にニチイ(その後マイカルに社名変更、現イオンリテール)に入社、マイカル食品統括部グロッサリー部長など主に食品畑を歩んだ後、イオンリテールとマイカルの合併に伴い11年3月にイオンスーパーセンター専務取締役に就任、今年3月からイオン九州の顧問となった。
マイカルと同じようにイオンが会社更生のスポンサーとなった後に傘下に収めた旧ヤオハンジャパン(現マックスバリュ東海)出身の内山一美氏がプライベートブランド開発のイオントップバリュ社長を経て今年3月からイオン本体の執行役SM事業責任者に就任するなど、イオングループでは旧更正会社からの人材登用が進んでいる。
なお、イオン九州が発表した2012年2月期連結業績は、売上高に当たる営業収益が前期比2.2%減の2491億円、営業利益が2.4%増の30億円だった。