【MV中部・北海道】11年1月期決算は共に増収増益
イオン系食品スーパーのマックスバリュ(MV)中部(三重県松阪市)とMV北海道(札幌市)が発表した2011年1月期決算は共に増収増益だった。
MV中部は2店舗を新設する一方、2店舗を閉鎖したために店舗数は88店舗と前期と変わらなかったが、2店舗を小型ディスカウントストアの「ザ・ビッグ エクスプレス」に業態転換した効果などから既存店が0.3%増と前年を上回り、営業収益(売上高と不動産収入などの合計)は前期比1.2%増の1183億円、営業利益は8.9%増の21億円となった。
一方、MV北海道は新規出店を1店舗に抑え、「ザ・ビッグ」および「ザ・ビッグ エクスプレス」に5店舗を転換、12店舗で小規模な改装を実施するなど既存店活性化に注力した。その結果、営業収益は1.2%増の775億円、営業利益は17.3%増の4億円となった。
12年1月期の業績については、営業利益ベースでMV中部は前年並み、MV北海道は約800万円プラスの微増を見込んでいる。