【電子商取引】事業者構成比では小売業が46.6%で最多
経済産業省が行った「消費者向け電子商取引実態調査(2009年)」によると、事業者数の構成比では小売業が全体の46.6%を占め最も多く、次いで製造業、卸売業の順だった。この上位3業種で全体の8割弱を占める。
また、年間売上高規模別に見ると、3000万円未満の事業者が全体の約8割に達しており、資本の少ない小規模事業者が事業コストの低いインターネットを販路として活用していることがわかる。
取扱品目別では旅行が売上高構成比で28.4%を占め第1位、以下、衣料品・アクセサリー、家電品・パソコン及び関連製品と続く。
出店形態別では、電子モールに出店しての販売のみを行っている事業者は4割、自社ホームページのみによる販売を行っている事業者が3割強だった。
この調査は09年10月に対象事業者5万6199のうち2万7558事業者の調査結果をまとめたもので、消費者向け電子商取引の全国的な実態調査としては初の試み。