【イオン】海外高級化粧品の専門店「コスメーム」、1号店をイオンレイクタウンに
イオンは11月3日、海外高級化粧品を扱う新業態「コスメーム」の1号店を同社最大規模のショッピングセンター(SC)「イオンレイクタウン」(埼玉県越谷市)にオープンした。
最大の特徴は「シャネル」「クラランス」など異なるメーカーの競合ブランドを扱い、来店客が比較購買できるようにしている点。開業時点ではエスティローダー社の「アラミス」、日本ロレアル社の「イブ・サンローラン」「シュウ ウエムラ」など5社8ブランドを取り扱う。
高級化粧品の主要販路である百貨店では、ブランドごとにショップが分かれており、メーカーからの派遣店員が自社ブランドのみを販売している。
イオンが今年8月に設立した100%子会社、コスメームでは自社の従業員に各メーカーの研修を受けさせ、複数ブランドの商品知識を身につけさせた。店内は客が自由に商品を選んだり、試したりできるスペースとコスメームの社員が相談に応じるスペースに分けた。また、商品陳列スペースは用途別に「メイクアップ」「スキンケア」「フレグランス」の3つに分かれている。
1号店の売り場面積は約400平方メートル。今後は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡の6大都市圏の自社SCで順次展開すると共に、大都市圏の駅ビルやファッションビルへの出店も進める。