[上海 17日 ロイター] – 中国の国家市場監督管理総局は17日、インターネット部門の不公正競争を禁止するルールの草案をウェブサイトに公表した。
個人情報の利用も制限する。大手ハイテク企業の取り締まりをさらに強化する形となった。
草案によると、事業運営者はトラフィックを乗っ取ったり、ユーザーの選択に影響を及ぼす目的でデータ、アルゴリズム、その他技術的手段を利用することを禁じられる。
また、他の事業者のデータを不正に取得・利用する目的で技術的手段を利用することや、他の合法的なインターネット製品・サービスに対し、悪意ある形で互換性を阻害する障壁を構築する技術的手段を利用することも禁じられる。
さらに、競合他社の評価を傷つけるために誤解を招くような情報を捏造・拡散することや、電子商取引企業がライバルプラットフォームへの出店をやめさせるために利用する「二者択一」と呼ばれる商慣行なども禁じられる。
違反があった場合は、第三者機関を雇ってデータを監査することがあるとしている。
国家市場監督管理総局は、反競争的な行為や独占的な行為を制限するため、アリババやテンセントなど大手ハイテク企業の取り締まりを相次いで強化している。
今回の草案については、9月15日まで意見を公募する。